【書評】凡人でもエリートに勝てる人生の戦い方【組織で活躍するための本】


今回は私が社会人として、組織の一員として活躍する上で
大事な考え方を学んだ本をご紹介したいと思います。


  • 組織に所属していながら自分の立ち位置・役割を見つけたい人
  • 組織の中で結果を残していきたい人
  • この本は誰にでも有益ですが、特にこんな方にオススメです。

    この本の著者である星野明宏さんは、
    大学卒業後、電通に入社し退職後、
    教師として弱小ラグビー部を名門のラグビー部に変化させています。
    メディアにも取り上げられるような活躍をしてきた経歴をお持ちの方です。

    大学卒業後、電通に入っているぐらいの方なので、非常に優秀な人だと思います。

    しかし、この本に書かれている内容はどんな人にでも活用出来る考え方・手法が書かれています。

    今回は私の実体験を交えながら、この本の中でも私が特に影響を受けた考え方について、まとめていきたいと思います。

    あくまで、私自身の考え方がメインとなりますので、本を選ぶ際の参考程度にしていただければと思います。

    私が重要だと思うテーマ

    自分をプロデュースする技術

    この本の中で、凡人がエリートに勝つためのポイントは、下記の3つだと著者は述べてます。

    1. 組織の中での空席の立ち位置を探す
    2. 個性を伸ばすのではなく、特徴を作り出す
    3. 凡人でも簡単に出来る発想術で勝負する

    上のポイントをそれぞれ私の経験を交えて見ていきたいと思います。

    凡人がエリートに勝つためのポイント3つ

    組織の中での空席の立ち位置を探す

    このテーマは組織全体を俯瞰して、自分が活躍できる立ち位置を探すことが重要だと説明していると私は理解しています。

    こちらの点が私が社会人として結果を残すために意識している最も重要な点となります。

    下記に私の実例を入れながら実際に活用していった方法について説明していきます。

    例えば、メンバーは自分含めて5人の営業の組織に所属しているとします。

  • 部長:みんなを管理する役割だが、今年から部長になったばかりでマネジメントの経験が浅い。営業の実力はピカイチ。
  • 課長:経験豊富なベテラン社員。寡黙な職人肌。人をまとめるのは苦手。
  • 社員A:頭の良さはNO1。考えることが得意。
  • 社員B:人柄の良い人。お客様・社内からも愛されるいじられキャラ。
  • そして私自身の5人のメンバーだと想定します。

    ちなみにこれは私が実際に所属していた組織とほぼ同様です。

    さて、このメンバーがいる中で、自分はどのような立ち位置が取れるだろうか?

    これを考えていきます。
    皆さんならどう考えますか?

    正解は特に無いと思いますが、当時社会人1年目の私が考えたのは、
    『みんなの管理をする役割が空席である』 と考えました。

    部長はマネジメントの役割ではあるものの、業務量が多く、かつマネジメント経験も浅いので、全てを管理できているわけではありません。
    本来は役割を考えると課長がフォローに入って管理すべきですが、職人肌で人をまとめるのが苦手なので管理できていません。
    社員A,Bもそれぞれ得意なことはあるものの、人の管理はあまり経験がなく、かつ積極的にそこに関与していこうとはしていませんでした。

    なので、私はみんなを管理する役割が空席であると考え、その役割を全うしました。

    管理というとすごいことだと思われますが、私が実際にやったのは、数字の進捗管理とToDoの管理だけです。

    営業のスキルや知識がない私でもできる領域で役割を全うしました。

    そんなに大したことはしていませんが、組織からすると非常に重要な役割です。
    また上司から見たときにいて助かる存在になることができます。

    この立ち位置を意識した日々の仕事ぶりで私は評価され、売上の大きい部署へ引き抜かれるようになっていきました。

    自分の結果も最低限はやっていましたが、圧倒的な成果ではなかったので、
    この組織での立ち振る舞いが重要だったのかなと思っています。

    空席を見つけてその役割を全うする、意識して行動すればそこまで難しいことではないので、是非意識して行動してみてください。

    個性を伸ばすのではなく、特徴を作り出す

    この本では、特徴とは周りと比較した際に秀でていることが特徴であると説明されています。
    自分が周りと比べて秀でているものは何か、これを意識して行動していくことが重要です。

    こちらも実際に私の経験談を用いて説明していきます。

    私は学生時代にユニクロでアルバイトをしていましたが、私の入った当初の私の店舗は雰囲気最悪でした。

    新しく入ってきたアルバイトは怖い先輩社員達に怒られる日々、
    相談する人もいない環境で、新しく入った人達は一人残らず辞めるような環境でした。

    そこで、当時考えた私の特徴は”話しやすさ”でした。

    私は誰とでも分け隔てなく接することができるので、
    特に後輩から相談されやすい先輩になろうと心に決め、行動していきました。

    そこから私の立ち位置は確立され、店舗の雰囲気も改善、辞める人はどんどん減っていきました。
    これは私だけの力では無いですが、私の存在も要素の一つではありました。

    加えて、比較的勤勉な性格でもあったので、上司から気に入られ、当時アルバイトではほぼ皆無の役職をもらうこともできました。

    組織の中で特徴を活かし、結果を出すことができた事例です。

    話しやすい人・とっつきやすい人なんて世の中にたくさんいます。

    その環境の中で、自分のそのとっつきやすさが周りと比べてどうなのか、その特徴が組織課題にどう活きるのか、
    これを考えて実行していくことで、きちんと評価してもらえる人になることができると思っています。

    凡人でも簡単に出来る発想術で勝負する

    こちらのテーマではいかに普通とは違う発想を行うかの方法が具体的に書かれています。

    本書の中では、著者がラグビー部の顧問として課題としていた、
    練習時間の短さに伴う”スタミナ不足”を発想の転換を行うことで解決した事例が書いてあります。

    スタミナ不足=走り込みを行うことで体力をつける、と言う課題解決策に陥りがちな部分を
    違う切り口がら発想することで、より環境に沿った適切な解決方法を導き出す具体例が挙げられています。

    この発想は方程式があり、具体的にどういった思考の順序で考えていくのか、も説明されていますので、実際にビジネスの場に活用してくことが可能です。

    この発想の方程式は誰でも活用できる内容だと思いますので、是非参考にしてみてください。

    まとめ

    今回挙げさせていただいた本は、私が社会人としてキャリア形成する中で、特に意識している”自分の立ち位置を明確にする”という考え方を確立させてくれた本になります。

    上で挙げたのはこの本に書かれている一部の内容であり、他にも具体的な自身の成長速度を加速させるための取組方法が具体的に書かれていたり、非常に有益な本だと思います。

    興味を持っていただいた方は、是非一度読んでみていただくことをお勧めします。

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